2014-05-31から1日間の記事一覧

ニーチェ「遺された断想」

人間たちは、自分たちは道に迷ったのだと信じ込ませてくれる者ならば、誰にでもついていく。そもそも自分たちには一つの道があるという話を聞くことは、人間たちをとても嬉しがらせるからだ。 ※太字は出典では傍点

ニーチェ『偶像の黄昏』

私たちの制度はもう何の役にも立たない。この点については世論が一致している。けれどもそれは制度のせいではなく、私たちのせいである。 ※太字は出典では傍点

読み人知らず『ウェヌスの宵宮』

まだ愛したことがない人も,あすは愛しますよう. 愛したことがある人も,あすは愛しますよう.

アイソポス(イソップ)寓話

鷲が岩の上にとまって,兎を捕まえようと狙っていた.が,何者かがこの鷲を弓で射て,矢はズップと突き刺さった.羽を矧(は)いだ矢筈(やはず)を目(ま)のあたりに見て,鷲が言うには,「自分の羽根で死ぬなんて,踏んだり蹴ったりだ」.

プラトン『パイドロス』

話というものは,すべてどのような話でも,ちょうど一つの生きもののように,それ自身で独立に自分の一つの身体を持ったものとして組み立てられていなければならない.したがって,頭が欠けていてもいけないし,足が欠けていてもいけない.ちゃんと真ん中も…