2014-06-08から1日間の記事一覧

スエトニウス『ローマ皇帝伝』

ゆっくり急げ.

クィンティリアヌス『弁論術教程』

野心はそれ自身では悪徳だろうが,しばしばそこからいろいろな徳が生まれる.

オウィディウス『アルス・アマトリア』

黙っていても,顔が声と言葉をもっていることがよくある.

マルティアリス『エピグラム』

すべての日がそれぞれの贈り物をもっている.

タキトゥス『年代記』

ゲルマニクスが死んでいちばん嬉しい者が,誰よりも大げさに愁嘆して見せるのだ.

タキトゥス『同時代史』

もし皇帝になっていなかったら,世評は一致して彼こそ皇帝の器であると認めていたであろうに.

大プリニウス『博物誌』

眉間は,人が喜んでいるか,うきうきしているか,厳しい気持ちをいだいているか,悲しんでいるか,などの指標である.

オウィディウス『悲しみの歌』

もし一年を通して太陽の日と雲の日とを数えてみれば, 晴れた日の方が多かったということが分かるだろう.

テレンティウス『アンドロスの女』

ははあ,これであの涙なんだな. (道楽息子がアンドロスから来た女に入れあげていたが,その女が死んだ.道楽息子は涙ながらにいそいそと,葬儀万端に精を出していたが,実は死んだ女の妹がなかなかの美形で,彼はその妹を目当てに,一所懸命泣いていたのだ…