(1)プルタルコス『講義の聴き方』 (2)同『饒舌について』 (3)ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』

 人間には舌は一枚しかないが,耳は二つある.


((1)は「しゃべるよりは人の言うことを聞け」という教えとして述べられ,(2)はしゃべりたくてしようがない人の愚痴として紹介され,(3)は,ストア派のゼノンが,くだらないおしゃべりをしている若者を,こう言ってたしなめたと紹介している.その趣旨は(1)と同じ.)