〔俗諺〕

病の来たるは山の倒るる如し、病の去るは糸を抽(ひ)くが如し。


 病気にかかるのは急で、山が倒れるような勢いだが、病気のなおるのは細い糸を抽くように、少しずつなおっていくものだ。多くは病人をゆっくり治療するように慰める時や、人の病気の回復が遅いことを言う場合に用いられる。