2011-11-22 太宰治『新釈諸国噺』 引用 駄目な男というものは、幸福を受取るに当ってさえ、下手くそを極めるものである。突然の幸福のお見舞いにへどもどして、てれてしまって、かえって奇妙な屁理屈を並べて怒ったりして、折角の幸福を追い払ったり何かするものである。