2011-10-22 山田風太郎『戦中派虫けら日記』 引用 しかし、真の愛はつねに盲目の愛ではあるまいか。少なくとも自分の飢えていたのはそんな愛であった。奮発心を起させるために万金の金を見せつつ与えない人よりも、ただ涙をそそいでくれる人の愛であった。