道元『正法眼蔵』

むかいて愛語(あいご)をきくは、おもてをよろこばしめ、こころをたのしくす。むかわずして愛語をきくは肝に銘じ、魂に銘ず。
〈解釈〉面と向かって賞められれば、顔はほころぶし、心も楽しくなる。間接的に賞められれば肝に銘じて嬉しく、忘れない。