懐奘『正法眼蔵随聞記』

直饒(たとえ)我れ道理を以て道(い)うに、人僻事(ひがごと)を言うを、理(り)を攻めて言い勝つは悪しきなり。
〈解釈〉たとえ自分は道理にかなったことを言っているのに、相手が間違ったことを言っても、理屈で相手を攻めて言い負かすのはよくない。