「撃鼓(げきこ)」(「『詩經』 國風 邶風」より)(抄) (高田眞治)

于嗟 闊なり 我を活かさず
于嗟 洵なり 我を信ばしめず


ああ くゎつなり われをいかさず
ああ じゅんなり われをのばしめず


于嗟闊兮 不我活兮
于嗟洵兮 不我信兮


ああ 遠く離れて 今ははや生きるすべもない
ああ 遠く別れて 偕老の志を果たすこともできなくなった