韓愈「早春雪中に鸎を聞く(さうしゅんせっちゅうにうぐひすをきく;早春雪中聞鸎)」(抄) (原田憲雄)

寄謝す 幽棲の友
辛勤するは身の爲ならず


きしゃす いうせいのとも
しんきんするはみのためならず


寄謝幽棲友
辛勤不爲身


ひっそりと清らに住む友よ きみだからいうのだけれど
つらい勤めにはげむのも身のためばかりじゃないのだよ