陶潛「停雲 四章(ていうん ししゃう)」(抄) (星川清孝)

良朋幽邈たり、首を搔いて延佇す。


りゃうほういうばくたり、かうべをかいてえんちょす。


良朋幽邈 搔首延佇


共に酒を汲みたい良友は遥かに遠くて消息もわからない。私はやるせなく頭髪を搔きながらたたずむのである。