2008-07-16から1日間の記事一覧

白樂天「香爐峯下、新に山居を卜し、草堂初めて成る。偶東壁に題す。(かうろほうか、あらたにさんきょをぼくし、さうだうはじめてなる。たまたまとうへきにだいす。;香爐峯下新卜山��

日高く睡足りなほ起くるに慵し 小閣 衾を重ねて寒を怕れず。 遺愛寺の鐘は枕を欹てて聽き 香爐峯の雪は簾を撥げて看る。 匡廬はすなはちこれ名を逃るるの地 司馬はすなはち老を送るの官たり。 心泰に身寧ければこれ歸處なり 故郷なんぞひとり長安にのみ在ら…

杜甫「古跡を詠懷す 五首(こせきをえいくゎいす ごしゅ;詠懷古跡 五首)」(抄) (目加田誠)

千秋を悵望して一たび涙を灑ぎ 蕭條として代を異にし時を同じうせず せんしうをちゃうばうしてひとたびなみだをそそぎ せうでうとしてよをことにしときをおなじうせず 悵望千秋一灑涙 蕭條異代不同時 私は千年昔を思いふかく眺めて覚えず涙を流し、その人と…