2010-12-24から1日間の記事一覧

新明解国語辞典×梅佳代『うめ版』

【世の中】㊀社会人として生きる個個の人間が、だれしもそこから逃げることのできない宿命を負わされているこの世。一般に、そこには複雑な人間関係がもたらす矛盾とか政治・経済の動きによる変化とかが見られ、許容しうる面と怒り・失望を抱かせる面とが混…

新明解国語辞典×梅佳代『うめ版』

【人生経験】人生の表街道を順調に歩んで来た人にはとうてい分からない、実人生での波瀾に富み、辛酸をなめ尽くした経験。〔言外に、真贋の見極めのつく確かさとか、修羅場をくぐり抜けて来た人たちの一大事に対する覚悟の不動とかを含ませて言うことが多い…

新明解国語辞典×梅佳代『うめ版』

【実社会】実際の社会。〔美化・様式化されたものとは違って、複雑で、虚偽と欺瞞に満ち、毎日が試練の連続であると言える、きびしい社会を指す〕「卒業して実社会に出たら親の苦労が少しは分かるだろう」

新明解国語辞典×梅佳代『うめ版』

【運鈍根】幸運を待つ事、余り才気に走らない事、根気強くねばる事、この三つが世渡りの秘訣だ、という考え方。運根鈍。

ロック『教育に関する考察』(服部知文 訳)

ときとして、子供たちが泣き叫ぶのは苦痛とか真の悲しみの結果であり、そういうものに苦しむ自分自身を悲しんでいるのです。

ロック『教育に関する考察』(服部知文 訳)

われわれが出逢う万人の中で、十人の中九人までは、良くも悪くも、有用にも無用にも、教育によってなるものだと言って差し支えないと思われます。教育こそ、人間の間に大きな相違をもたらすものです。われわれの敏感な幼年時代に与えられた、わずかの、言い…