新明解国語辞典×梅佳代『うめ版』

【世の中】㊀社会人として生きる個個の人間が、だれしもそこから逃げることのできない宿命を負わされているこの世。一般に、そこには複雑な人間関係がもたらす矛盾とか政治・経済の動きによる変化とかが見られ、許容しうる面と怒り・失望を抱かせる面とが混在するととらえられる。「物騒な世の中/世の中〔=現世〕がいやになる」(後略)