2011-01-29から1日間の記事一覧

井田真木子『フォーカスな人たち』「太地喜和子」

太地は南紀の姓である。 紀伊半島の東南部に太地町がある。土地の大庄屋であった太地一族は同地を拠点として一八世紀前半から捕鯨を始めた。 産業捕鯨の祖とされる四代目当主、角右衛門頼勝から、太地に代々住居を置く本家筋が十一代目まで続き、別途、太地…

上山春平編『照葉樹林文化』

中尾(佐助) ぼくは古代語や近隣の国のことばはよく知らないのだけれども、現在の話しことばで見ると、目(メ)だとか歯(ハ)だとか背(セ)だとか手(テ)だとか、身体語に単音節のことばが非常に多い。もう一つ単音節のことばが多いのは農業用語だろうね…