2011-02-01から1日間の記事一覧

藤原新也『死ぬな生きろ』

日本列島は北海道、本州、四国、九州と主に四つの島からなるわけだが、四国という島は他の三島とはどこか趣が異なっている。 少し宙に浮いていると言ったらいいのかも知れない。 妙な言い方だが、四国を訪れるときいつも感じる思いがそれなのだ。少し宙に浮…

藤原新也『死ぬな生きろ』

蜜柑も ほとけに見える 四国の底力

藤原新也『死ぬな生きろ』

人生の終りは 定食でよい

藤原新也『死ぬな生きろ』

そんなところに 隠れていたのか 不動観音菩薩

藤原新也『死ぬな生きろ』

雨の軒下 人生を 中断している

藤原新也『死ぬな生きろ』

咲いて空を飾り 散って地を飾る

藤原新也『死ぬな生きろ』

春の陽が そこに 座れと言う

藤原新也『死ぬな生きろ』

拝む姿より 歩く姿に 本性が見え

長谷川宏『ヘーゲル『精神現象学』入門』

そもそも、ものを書くということが思考の暴走に歯どめをかけることなのだ。どんなによく知っていること、よく考えぬいたことでも、さてそれを文章に書きしるすとなると、あらためてどう書いたものかと構成を練る必要があるのは、思考することとものを書くこ…

土居健郎『表と裏』

オモテが顔を意味することは、今でも「オモテを挙げる」という云い方をするので、一般に知られていると思うが、ウラが心を意味することはそれほどには知られていないかも知れない。もっとも古語でウラが心を意味するのは、「何気なく」という意味に使われた…