2011-05-27から1日間の記事一覧

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

では昔のようにさようなら。

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

しかし幸福は人を寛大にするものです。

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

自分はかつて戦うような必要には出会わなかったと言い切れる人が、いったいこの世にございましょうか。

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

拒絶したのは疑ったのではなくてはにかみです。

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

言葉一つの違いで文句全体の意味が変わることがあります。同じ言葉が二様の意味を持つこともあります……

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

私の決断の速さはご承知のとおりです。それは、女の秘密をあばくものは、たいていむかしの関係であることを看破したからです。

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

彼は世辞でたらし、愚弄によって人を恐れさせるのです。人は彼を尊敬するのでなく、彼にへつらうのです。勇敢というよりはむしろ用心深いために、彼にたてつくよりは触らぬ神にたたりなしと考えているような社会の中で、彼はまずざっとそういう生活を送って…

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

人間と申すものは、善悪いずれにも徹することはできません。悪人にも美徳はあり、善人にも弱点はあります。善人に対しても悪人に対しても、寛容の徳が必要なのは、まったくこの真理に基づくので、これが善人を慢心から守り、悪人を絶望から救ってくれるので…

ラクロ『危険な関係』(伊吹武彦 訳)

よろしいですかセシルさま、恋に報いるのに友情をもってするのは、不義理を恐れるのではなくて、不義理に見えることを恐れるにすぎません。