2011-09-17から1日間の記事一覧

J.ミシュレ『フランス革命史』(桑原武夫/多田道太郎/樋口謹一 訳)

このことばは、一瞬ロベスピエールを動揺させたようだ。彼はコミューンの印のある紙をとりあげた。そこには蜂起へのよびかけが全文、書きあげられてある。彼はゆっくりとしっかりした手で三つの文字を書いた。この文字は今日なお目にすることができる。Rob………

J.ミシュレ『フランス革命史』(桑原武夫/多田道太郎/樋口謹一 訳)

人民は、あらゆる悪を、事物ではなく人物に帰する。人民は悪を人格化するのだ。

J.ミシュレ『フランス革命史』(桑原武夫/多田道太郎/樋口謹一 訳)

革命はかつて宗教であった。いま革命は警察となる。

J.ミシュレ『フランス革命史』(桑原武夫/多田道太郎/樋口謹一 訳)

そこに歴史があり、現実があり、実証があり、持続がある。そして残余は無。

J.ミシュレ『フランス革命史』(桑原武夫/多田道太郎/樋口謹一 訳)

熱っぽさ、胸にしみとおるメロディ、これこそルソーの魔法であった。『エミール』や『社会契約論』のなかにある力は、議論の余地があり、打ち負かすこともできよう。しかし、その『告白』と『(孤独な散歩者の)夢想』によって、つまりその弱さによって、ル…