2011-09-19から1日間の記事一覧

エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』(一條和生・杉山忠平 訳)

イングランドの工業上の偉大さは、労働者を野蛮にとりあつかうことによってしか、健康を破壊することによってしか、全世代を社会的・肉体的・精神的に放置することによってしか、維持することができないということだけである。

エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』(一條和生・杉山忠平 訳)

ブルジョアジーは労働者にたいし必要なだけの生活しか許さない以上、彼らが自分たちの利益になるだけの教育しか労働者にほどこさないとしても、あやしむにたりない。しかし実際には、これほどの教育もほどこされてはいない。

エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』(一條和生・杉山忠平 訳)

しかし社会が何百人ものプロレタリアを、あまりにもはやい不自然な死に、剣や弾丸による死のように強制的な死におちいらざるをえないような状態におくならば、社会が何千人もの者から必要な生活条件を奪いとり、彼らを生活できない状況におくならば、またこ…

エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』(一條和生・杉山忠平 訳)

競争とは、近代市民社会で支配している万人対万人の戦争の、もっとも完全な表現である。この戦争、すなわち、生活のための、生存のための、あらゆるもののための戦争、したがってまた万一の場合には生死をかけた戦争は、社会のさまざまな階級のあいだだけで…