2012-01-23から1日間の記事一覧

G・K・チェスタトン「世の中で一番重い罪」(中村保男 訳)

「ひとりきりで笑える人間には二とおりあります。大ざっぱに言って、ひとり笑いする人間は非常な善人か非常な悪人です。つまり、自分の冗談を内緒で神様に打ち明けているか、でなければ悪魔に打ち明けているのですからな。どちらにしても、そんな人には内面…

G・K・チェスタトン「ヴォードリーの失踪」(中村保男 訳)

「世の中には繊細な良心を持っている人はいくらもいます。しかし、そういう人でもたいていは、いざとなると暖か味のない処世の常識を楯に取って自分に怪我のないようにするこつを心得ています」 ※太字は出典では傍点