2015-08-20から1日間の記事一覧

赤松啓介『夜這いの民俗学』

しかし、すべての男と女とが慣習どおりにメデタシ、メデタシになるわけではない。とくにいろいろの障害者の人たちにとっては、昔のムラも、生きるのが難しかったと思う。一般の民俗学者や研究者と違って、われわれは暗黒面にまで照射させる眼力、気力をもち…

赤松啓介『夜這いの民俗学』

結婚と夜這いは別のもので、僕は結婚は労働力の問題と関わり、夜這いは、宗教や信仰に頼りながら過酷な農作業を続けねばならぬムラの構造的機能、そういうものがなければ共同体としてのムラが存立していけなくなるような機能だと、一応考えるが、当時、いま…