セリーヌ『なしくずしの死』(滝田文彦 訳)

わたしの望みは出発することであり、それもできるだけ早く、そしてもう誰の話もきかないことだった。重要なのは自分がまちがってるか正しいか知ることではない。そんなのはまったくどうだっていいことだ…… 必要なのは、世の中の連中に自分にかまう気をなくさせることだ…… そのほかのことは悪だ。