『荘子』

不材を以て其の天年を終うるを得たり。


 材木として使いようがないので、天寿を全うすることができた。荘子が山の中を歩いていて、大木を見つけ、木こりがこれを伐ろうとしないのを見て、何故伐らないのかたずねたところ、木こりが答えたことば。無用であるからこそかえって命をすりへらすことのないたとえ。