2012-03-10 寺山修司『花嫁化鳥』 引用 私は、ふと思った。少年時代から「ふるさと」の絵というのは、どうしてこんな風に遠景ばかりなのだろう。それは、私が十歩近づけばその分だけ遠ざかり、決して中へ入ることを許さない、遥かな風景なのであった。