寺山修司『不思議図書館』
「他人の死」は虚構だから、おもしろいに越したことはない、といいながら、いつのまにか虚実の境界(もともとそんなものはないのだが)を見失って、「他国の戦争」を心待ちにしはじめる。
だが、われわれが住んでいる場所もまた「他国」に過ぎないということだけは、忘れないよう心がけておきたいものである。
「他人の死」は虚構だから、おもしろいに越したことはない、といいながら、いつのまにか虚実の境界(もともとそんなものはないのだが)を見失って、「他国の戦争」を心待ちにしはじめる。
だが、われわれが住んでいる場所もまた「他国」に過ぎないということだけは、忘れないよう心がけておきたいものである。