レオニード・バトキン「自分の声を恐れずに」(中村唯史 訳)(アネッタ・ミハイロヴナ・サンドレル 編、沼野充義 監修『タルコフスキーの世界』所収)

しかしまた「何かのために生きる」ということも不可能だ。たとえその何かがとても大切なことであったとしても、それは生それ自身の過程にとっては表層の目的に過ぎないからである。