デフォー『ロビンソン・クルーソー』(平井正穂 訳)

われわれ人間にとって、自分の境遇のほんとうな姿はそれとまったく相反するものをつきつけられるまではわからないものなのだ。げんに自分がもっているものの値打ちは、それを失ってみなければわからないものなのだ。