ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』(氷上英廣 訳)

かつては神を冒瀆することが、最大の冒瀆であった。しかし、神は死んだ。したがってこれら神の冒瀆者たちもなくなった。いまや最も恐るべきことは、、大地を冒瀆することだ。究めることのできない者を設定し、そのえたいの知れぬ臓腑を、大地の意義以上に高く崇めることだ。