2011-02-27から1日間の記事一覧

マルクス『経済学批判』(武田隆夫・遠藤湘吉・大内力・加藤俊彦 訳)

歴史は、しばしば飛躍的に、かつジグザグにすすむものである、そこでこのばあい、すべての点でその足あとが追求されなければならないとすれば、そのために、あまり重要でない多くの材料がとりあげられなければならないばかりでなく、思想の道すじも、しばし…

マルクス『経済学批判』(武田隆夫・遠藤湘吉・大内力・加藤俊彦 訳)

貨幣が世界貨幣に発展するように、商品所有者はコスモポリタンに発展する。人間同志のあいだのコスモポリタン的関連は、もともと、ただかれらの商品所有者としての関連にすぎない。商品はそれ自身、宗教的、政治的、国民的、言語的なすべての障壁を超越して…

マルクス『経済学批判』(武田隆夫・遠藤湘吉・大内力・加藤俊彦 訳)

このようにしてすべての金鋳貨は流通過程そのものをとおして多かれ少なかれその実体のただの表章または象徴に転化される。だがどんなものでも自分自身の象徴になることはできない。絵にかかれたぶどうは実際のぶどうの象徴ではなくて、みせかけのぶどうであ…