2014-05-29から1日間の記事一覧

ニーチェ『偶像の黄昏』

結局のところ、誰であれ自分が持っている以上のものは支出できない――このことは個人にも当てはまるし、民族にも当てはまる。権力のために、大きな政治のために、経済、世界交易、議会制度、軍事的利害などのために、自分の力を支出してしまうなら、――つまり…

ニーチェ「遺された断想」

有能な職人や学者が自分の技術に誇りを持ち、分を知り満ち足りて人生を見つめているとき、彼は立派に見える。これに対して、靴屋や学校教師が苦しげな表情で、自分は本当はもっとましなことをするよう生まれついているのだとほのめかすときほど、惨めに見え…

プラトン『国家』

不正の極致とは,実際には正しい人間ではないのに,正しい人間だと思われることなのです.

テオクリトス『牧歌』

ディオパンテスよ,貧乏だけが技を呼びさますのだ.

プロタゴラス

万物の尺度は人間である.あるものについてはあるということの,ないものについてはないということの. (プラトン『テアイテトス』(および『クラテュロス』)に引用されているプロタゴラスの言葉.この言葉はしばしば「人間は万物の尺度である」として引用…