ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(米川和夫 訳)

    詩


水平線はガラスびんのように砕け
緑のしみは雲をついてふくらむ
ふたたび身をよせる松のこかげ
そこから――
のみほす一息に最後のしずくまで
      ぼくはぼくの日々の春を。


    おれの翻訳


ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくらはぎ
ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくらはぎ
ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくはらぎ
ふくらはぎ――
ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくらはぎ
       ふくらはぎ、ふくらはぎ、ふくらはぎ。