ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(米川和夫 訳)

それとも、ひょっと、過渡期の時代――五分ごとに新しいスローガンを、新しい顔つきをこしらえて、ひきつけでも起こしたように、ありとあらゆるやりくちで自分の顔をしかめてみせる時代に、たまたまおれが生きているためだろうか?……