陶潛「癸卯十二月中の作、從弟敬遠に與ふ(きばうじふにぐゎつなかごろのさく、じゅうていけいゑんにあたふ;癸卯十二月中作與從弟敬遠)」(抄) (星川清孝)
意を寄す一言の外、玆の契誰か能く別たん。
いをよすいちごんのほか、このけいたれかよくわかたん。
寄意一言外 玆契誰能別
この一言の外に寄せた私の深い心、それをわり符を合わせたように理解してくれる人、この心の一方のわり符を別ち持ち得る人は誰であろうか。それは君よりほかにあるまい。
意を寄す一言の外、玆の契誰か能く別たん。
いをよすいちごんのほか、このけいたれかよくわかたん。
寄意一言外 玆契誰能別
この一言の外に寄せた私の深い心、それをわり符を合わせたように理解してくれる人、この心の一方のわり符を別ち持ち得る人は誰であろうか。それは君よりほかにあるまい。