フラナリー・オコナー「高く昇って一点へ」(須山静夫 訳)

「世界が終りになったというふうな素振りをしなくてもいいんです」と彼は言った。「なぜなら、まだ終っていないからです。これからは新しい世界に住んで、気分転換のためにいくつか新しい現実に直面するんです。元気を出してくださいよ」と彼は言った。「殺されはしませんよ」